あらすじ
【ユウナ】ねえ、モトヤ。私、ずっと気になってたんだけどさ。
【モトヤ】お、いいねぇ、哲学的好奇心が刺激される瞬間だ。
【ユウナ】いや、哲学とかじゃなくてさ……私たちの恋愛を、なんでカクヨムに配信しようとしてるわけ?
【モトヤ】うん、それはね、ユウナ。我々の恋愛ってのは一種の哲学的実験なんだよ。
【ユウナ】いやいや、私の恋愛は実験じゃなくて、純愛だから!
【モトヤ】純愛とはまたいい言葉を選んだね。でも考えてみてよ。恋愛ってそもそも、予測不可能でしょ?
【ユウナ】まぁ、それは確かに。予想通りになんていかないよね。
【モトヤ】そう、それなんだよ。我々の恋愛がカクヨムに配信されることで、人々は恋愛の予測不可能性を追体験できるんだよ。いわば我々は恋愛界の『シュレーディンガーの猫』だね。
【ユウナ】いや、勝手に猫にしないでよ!まだ私たち生きてるし!
【モトヤ】あくまで例えだよ、ユウナ。蓋を開けてみるまで結末は分からない。つまり、我々の恋愛は誰かが観測して初めて完成するんだよ。
【ユウナ】いや、蓋を開ける前に終わってたらどうするのよ!怖いこと言わないで!
【モトヤ】それすらも哲学的に魅力的だろ?「観測されない恋愛は果たして恋愛と言えるのか?」という究極の問いが生まれる。
【ユウナ】いや、哲学に寄せすぎて恋愛がどっか行っちゃってるのよ!
【モトヤ】いいツッコミだ。これはカクヨムでウケるぞ。
【ユウナ】なんで漫才基準で配信しようとしてるわけ?!
【モトヤ】そもそも人間っていうのは物語を求める生き物なんだよ。人生は物語だ。恋愛もまた物語だ。
【ユウナ】まぁ、それは否定しないけどさぁ。
【モトヤ】で、我々の恋愛って実はすごく『現代的』なんだよね。
【ユウナ】え、何が現代的なの?
【モトヤ】SNSで日常をシェアするように、恋愛だって共有しちゃおうぜっていうことだよ。言うなれば、恋愛の『リアルタイム配信』だよ。
【ユウナ】それ、ただのプライバシー侵害だから!
【モトヤ】プライバシーなんてものは、もはや幻想さ。僕らは自分自身を世界にさらけ出すことで、究極の自己肯定を得られるんだ。
【ユウナ】いやいや、全然肯定されなかったらどうすんの?ただの赤っ恥で終わるわけでしょ?
【モトヤ】その『赤っ恥』こそが真実だ。人間の最も哲学的な瞬間だよ。
【ユウナ】どんな哲学的瞬間よ!恥ずかしいだけじゃない!
【モトヤ】ちょっと待って、ユウナ。恋愛にはそもそも羞恥心が必要なんだ。
【ユウナ】どういうこと?
【モトヤ】羞恥心があるからこそ、『恥ずかしさ』が『愛しさ』に変換される。この感情の変換こそが『愛の錬金術』と呼ばれているんだ。
【ユウナ】勝手に錬金術作るな!『鋼の錬金術師』か!
【モトヤ】いいね、今のツッコミ。これは絶対にウケるよ。もうタイトル変えよう、『鋼の恋愛術師』とかにしよう。
【ユウナ】色々アウトでしょ、それ!錬成してどうすんのよ!
【モトヤ】つまり、僕らが赤裸々に恋愛を配信することは、人類の恋愛という普遍的な問いへの挑戦なんだ。僕らは恋愛界のソクラテス、世界に疑問を投げかけるんだよ。
【ユウナ】その例え、大袈裟すぎるから!
【モトヤ】いやいや、僕らは哲学史に名前を残すのさ。恋愛をカクヨムで配信することで、人々の恋愛に『問い』を突きつける存在になるんだ。
【ユウナ】いや、勝手に哲学史のせるな!私、普通に恋愛したいだけなのよ!
【モトヤ】普通というものこそ、人類最大の幻想さ。
【ユウナ】じゃあ、今あなたの横にいる私も幻想なの?!
【モトヤ】おっと、これはマズいな……まさか僕の彼女は『実在しない』っていう新しい哲学問題が浮上したぞ。
【ユウナ】新しい問題生み出さないで!ちゃんとここにいますから!
【モトヤ】良かった、君が実在してくれていて。じゃないと、配信してる僕が本当に恥ずかしい人になっちゃうから。
【ユウナ】そもそも、もう十分恥ずかしい人だよ!
【モトヤ】そうかな?でもそれが愛でしょ?
【ユウナ】いや、そこまでいくと愛じゃなくて、ただの変な人だから!
【モトヤ】変だからこそ配信する意味がある。普通の恋愛は山ほどあるけど、『哲学的恋愛』なんて配信した人は歴史上初だからね!
【ユウナ】だから歴史に残ろうとしなくていいってば!
【モトヤ】ユウナ、これで分かっただろ?僕らの恋愛は人類史にとって革命的な一歩なんだ。だからこそ、僕らは堂々とカクヨムで配信するべきなのさ。
【ユウナ】いや、ただあなたが哲学的に暴走してるだけだから!