あらすじ
「父さんはなぁ。昔、パーティから追放されたんだ」
クレアンは酔った父からずっとそう聞かされてきた。
クレアンの父は追放後に世界最強の冒険者と呼ばれるようになったものの、若い頃は苦労していた。
クレアンはそんな偉大な父を尊敬しており、次第に冒険者に対する憧れを抱くようになる。
父はそんなクレアンを鍛えたが次第に娘の異変に気づいてしまう。
十歳の時点で俺より強くね、と。
そして十六歳、気がつけばクレアンはS級以上の実力を身に着けていた。
クレアン、ついに冒険者を目指――
「お父さん! 私、冒険者ギルドの職員になる!」
「なんで?」
――さなかった。
クレアンは確かに冒険者に憧れた。
冒険者をもっと近くで見たい。何ならずっと見ていたい。
だったら冒険者ギルドの職員になろう、と。
反面、なぜ追放なんて無法に等しい行為が黙認されているのか?
クレアンは冒険者ギルドに疑問を抱いた。
不当な理由で仲間を追放する悪質な冒険者を許さない。
父親のような悲しい思いをする冒険者を出してはいけない。
謎の赤ずきん、人はブラッドフードと呼ぶ。
冒険者ギルドの自由な執行人クレアン、悪質冒険者を成敗する!