あらすじ

暗い路地裏に潜む闇ギルド。
そこに佇むのは、公爵令嬢クロエ・ハートフィリア。

彼女が手を伸ばしたのは、一冊の魔導書。
黒檀の表紙に沈む紅玉が妖しく輝き、クロエの魂を引きずり込むような感覚が走る。

「契約、承認──」

深淵から響く声とともに、クロエの体には刻印が刻まれる。
彼女が得たのは「深淵の王権」──闇の異能。
だが、その力にはあまりにも屈辱的な代償が伴っていた。

戦えば戦うほど、服が消え、体が敏感になり、羞恥に苛まれる。
そして、最も忌むべき契約の条件──

「婚約者と結ばれれば、その魂は悪魔に捧げられる」

──第一王子アレクシス。
彼はクロエが信じ、共に生きると誓った相手。
だが、この契約により、彼との未来は断たれた。

「私は……家を出る」

すべてを捨て、愛する者の未来を守るために──
クロエは公爵令嬢の身分を捨て、逃亡者としての道を歩み始める。

しかし、彼女の運命は、もはや自分の意志だけでは動かせない。
契約の主──悪魔ベルフェゴールの不快な嘲笑が、脳内に響く。

「素晴らしい……お前がどこまで堕ちるか、見届けようじゃないか」

愛と運命に抗いながら、クロエの逃亡劇が今、始まる──。

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アルファポリス
アルファポリス2025/02/28
  • 現在の作品公爵令嬢と闇に囚われし刻印