あらすじ

僕には、もう四半世紀近くも探し続けている女の子がいる。 加藤麻衣という女の子だ。 最初はその名前が本名かどうかすらわからず、彼女が本当に実在する人物なのかどうかすらわからなかった。 加藤麻衣という少女が確かに存在していることを知ってからも、未だにわからなくなることがある。 彼女の存在は、ぼくが見た夢や幻のようなものだったのではないかとすら思うこともあった。 けれど、はじめて彼女の写真を見たときの衝撃を、ぼくは未だに忘れることができないでいた。 セーラー服の上に赤いダッフルコートを着たツインテールの女の子が、小さな胸の前で両手の指を組んでいる、そんな写真だった。 世間では、10年程前に現れた1000年に一度の美少女に始まり、とうとう10000年に一度の美少女まで現れていたけれど、ぼくにとっての1000年や10000年に一度の美少女は間違いなく今でも加藤麻衣だ。

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カクヨム
カクヨム2025/03/12
  • 現在の作品わたしは昨日、誘拐されました。 ~消えたネットアイドル~