あらすじ
混沌から産まれ、混沌に還る世界。無為に続く永遠を観察し続けるべく、ただ一つ継続する意志を持つ存在・ニャルラトテップの端末である奏氏は、人に砕かれた神・ハスターを操る魔女、アスキスと出会う。
地球に顕現し、人類を実験材料にする30柱の神々。預言書の記述に従い、神々の殲滅を目的とする神智学研究所に所属する少女・ジジと争うアスキスは、同時に緑の月の神を崇める教団とも対立する。
教団の刺客により傷付いたアスキスに代わり、教団に接触した奏氏は、幼い巫女・ソーマ、その用心棒を名乗るセブンライブスと対面する。見せかけの教祖と彼女たちの背後には、神の実験を完遂させるため、神智研を利用する狂える科学者・宮坂が存在した。
歪んではいるが、各々の理想のために戦う者達の間で、記憶を持たずただ観察するためだけに存在する奏氏は揺れ動くが、最後にはアスキスの指示に従うことを選択する。
緑の月の神・アキシュ=イロウ召喚の儀式の場に、奏氏を利用してねじ込むアスキス。セブンライブスを下し、ソーマに巫女の役割を放棄させたアスキスだったが、緑の月は宮坂を取り込み、その願いである神との同一化を果たすべく都市の上空を覆いはじめる。
巫女の脱落というルール上での敗北を指摘したアスキスは、奏氏を介してニャルラトテップの混沌回帰の理を利用し、片腕を犠牲にアキシュ=イロウを砕く。
砕かれた神に侵食されながら、身を削り神々を狩るアスキス。奏氏は緑の月の接続により、その理由がただ一人の想い人のためだと知りながら、アスキスに叶わぬ恋心を抱く。