あらすじ
レイシアは、オルデシア王国で“病弱な聖女”として酷使され続けている。
家族と婚約者からも「もっとちゃんとしろ」「使えない奴め」と言われ続けていた。
そしてある日、「一人が死ねば神力は別の誰かに受け継がれる。病弱なあいつは殺そう」という話を、家族と婚約者がしていることを聞く。
「……殺されたりなんか、しない。私だって、生きたいんだから」
見捨てられたレイシアは、命を守るため密かに逃亡を決意した。
辿り着いたラインハルト帝国では、第二騎士団団長のイクセルに保護される。
そして、初めて「無理をしなくていい」日々を知る。
だが王国は「聖女を返せ」と圧力をかけてきて……。
苦しみを脱した聖女が、優しさと自由に包まれながら自分の幸せを掴むまでの物語。