あらすじ
それは、突然の縁談だった。
昭和二十三年十二月初旬、田崎夏夜はある若い少佐と見合いをした。
陸軍少佐である長谷川鏡弥は戦地で軍功を挙げ、少佐に昇格した。
内地に戻り友人達と楽しく帰る夏夜を見かけた鏡弥は、夏夜を妻に迎えたいと田崎家に申し入れた。
父である福寿と鏡弥の父・忠興は旧知の仲で、夏夜は福寿の勧めを受け入れる。
本が大好きで純粋な夏夜は、男女の色事には全く知識がなく―――。
デェトに初キス、初めての――――。
【結婚したら、こんなことするの?】
初めてづくしの鏡弥との恋に、夏夜は戸惑うばかり―――。