あらすじ

中学二年生の夏休み明け、ヒデオは悩んでいた。実りのない昔から続けたピアノに終止符を打ちたかったからだ。 運動もダメ、勉強もダメ、唯一の取り柄だったピアノさえ、師であった祖母が亡くなると伸び行きは下火、満を辞してコンクールに参加するも結果は最悪。 名だたる異才の前に将来は暗い。 せめて、勉強さえすれば、それなりの人生が送れるハズだ。頭では分かっているが、調理師の母は毎日、我が子のために朝早くからピアノを丹念に磨き、忙しい中で調律をしている。なかなか言い出すことが出来ずにいた。 それでも、明日はと意気込むヒデオに、失われた音楽が呼びかける。

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カクヨム
カクヨム2020/12/24
  • 現在の作品だから、僕は音楽を辞めた