あらすじ

父は母を全力で愛していた。愛する人を失った悲しみから父は私を忘れ孤独の中で生きるように。そんな父に好かれようと私は努力を惜しまなかった。いつか私を見てくれると信じ、必死に教養を身に付けようとも、父は見向きもしなかった…それどころかある日、後妻だけでなく義兄と義妹となる人物を連れてきた。
父は愛していた母を忘れ理想的な幸せ家族を手に入れ、私は遠く離れた場所から四人を眺めるようになった。

王子の婚約者候補の一人として私の名も上がり、王子の婚約者になれば父に認めてもらえるかもしれないと意気込んだ。必死になるも空回り上手く行かず、義妹の方が相応しいと囁かれる。追い詰められていく私は、知らないうちに義妹にやつあたりをしていたらしい。私も知らない私の噂に雁字搦めになり、私はおかしくなってしまったのかと思うまでになっていた。

そして卒業パーティーで王子と義妹の婚約が発表されると同時に、私の醜態も公表された。身に覚えもないことだが、周囲も頷いているので私は義妹に対して知らないうちに酷いことをしてしまっていたのだと受け入れるしかなかった…

おかしくなった娘を娘とは認めない父により、貴族を除籍され屋敷からも追い出され捨てられた。そして平民となり行く宛もなく逃げ込んだのは今にも崩れそうな小屋。そこで私は体調を崩し呆気なく死んだ。途切れ行く意識の中、母の死は私が産まれたからだと思い出す。それが、父に嫌われる理由だったんだと思いながら死んだ…

死んだ…はずだったのに、私はあの人達が訪れる前の過去に戻っていた。いくら努力しても報われない、始めから努力なんて意味がないのを知らないあの頃に…何をしてもダメなら何もしない…いや、名誉を傷付けてやると決意。

「あんたの大事なもん、ぶっ壊してやる」

愛なんかいらない、幸せになれなくてもいい。復讐さえ出来れば…私は幸せなんだ

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アルファポリス
アルファポリス2025/03/21
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