あらすじ
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原案:三楚太羅
執筆:八夢詩斗
【あらすじ】
奇妙な事件が相次いで報告されている。
表沙汰にはされないが、不可解な変死体が次々と発見されているのだ。
「何かに食い千切られた原型を留めぬ死体」
「水の一滴すらない場所で見つかる溺死体」
「突如として老衰死する若者」
その共通点……そう、彼らは一様に表情を恐怖と苦悶に歪めていた。いったい彼らは何を見て、何に怯え、どうやって死んでいったのだろうか?
その答えは……『心海』にある。
心海——それは人間の無意識の奥底に広がる、もう一つの世界だ。
強い自己否定や精神の崩壊によって、人はそこへ沈み込む。そこに住まうのは、負の感情を喰らう異形の怪物——『心海魚』。負の感情を喰らう彼らに捕食されるか、恐怖に飲まれ溺死するか。心海へと沈んだ者のほとんどは、二度と戻ることはできない。
しかし、そこに潜り、沈んだ者を救い出す者たちがいる。
彼らは『ダイバー』。
特殊な力——”バディ能力”を駆使し、心海の深淵を渡る者たちだ。だが、その力を悪用し、他人の心を蹂躙する者も少なくはない。正義か、私欲か、それとも別の何かか——彼らの目的は、それぞれ異なるのだ。
櫟原優音(ひらはらゆうね)は、法の名のもとに心海の秩序を守る特殊部隊のダイバーだ。彼女は奇妙な変死事件の調査を進めるうち、心海の奥底に巣食う“何か”の存在に気づく。
一方、違法な手段で心海を渡る男、日高太陽(ひだかたいよう)。
彼が求めるのは、ただ一つ。家族を奪った殺人犯への復讐だ。
その執念が導いたのは、より深い闇へと繋がる道だった。
相容れぬはずの二人の運命は交錯し、彼らを更なる危険へと引きずり込んでいく。追う者と追われる者。正義と復讐。運命は彼らを思いがけず大きな思惑へと引きずり込んでいくのだった。
その果てにあるのは救いか、さらなる絶望か——。
これは、人間の心の深淵を描く、ダーク・ファンタジー・サスペンス。
君は未知の領域へと飛び込む覚悟はあるか?