あらすじ
都会のオフィスで広告ディレクターとして働く34歳の堀川美月。クライアントの「若者向け」という曖昧な指示と締め切りに追われる日々の中、彼女は自分の生きがいに疑問を抱いていた。
そんな時、環境省のキャンペーンのリーダーに抜擢された美月は、大学時代の友人・岸本葉子と10年ぶりに再会する。二児の母となった葉子との対話をきっかけに、美月は「生きがいの七つの源泉」について考え始める。
都会を離れて有機農園を営む夫婦、伝統的な発酵食品を守る年配女性、地域の子どもたちに環境教育を行うNPO――。様々な生き方に触れる中で、美月は「持たない豊かさ」というキャンペーンコンセプトを練り上げていく。
消費社会の中で本当の豊かさとは何か。仕事と家庭のバランスをどう取るのか。多様な女性たちとの繊細な交流を通じて描かれる、現代を生きる30代女性の「生きがい探し」の物語。
彼女が見上げる星空には、まだ見ぬ生きがいが輝いている――。