あらすじ
対立していた伯爵によって父を失い、さらには没落した伯爵令嬢ラルーナは、若き男爵サヴェルスに救われる。
彼もラルーナが敵対していた伯爵に父を奪われており、その非道を白日の元に晒すためにも、同じく被害者である彼女を助けたのだ。
サヴェルスは、ラルーナの母と弟も救った。そして証言を集めて、伯爵の罪を断罪した。
さらに彼は、ラルーナ達の伯爵家が元の形に戻るようにも取り計らってくれた。ラルーナ達は、貴族としての地位を取り戻したのである。
この大恩を返さなければならない。そう考えていたラルーナに、サヴェルスは告げてくる。
「これからあなたは、自由に生きてくれば良い。俺との関係は、これで終わりだ」と。
その瞬間、ラルーナの中で何かが弾けた。彼女はサヴェルスに言い返す。
「……どうしてそんな悲しいことを言うんですか?」と。