あらすじ

夜の細く入り組んだ住宅街の道――『蛇道』を歩くのが、いつの間にか習慣になっていた。 理由なんて、特にない。ただ、気がつけばそこに足が向かう。 満月の夜、彼女と出会った。 静かな灯りの下、緑のカーネーションを髪に飾った少女。 名前を聞くと、彼女は微笑んで「琳」とだけ名乗った。 夜ごとに、僕たちは偶然のように出会い、言葉を交わした。 彼女は時に挑発的で、時に儚く、そしてどこか遠い世界の住人のようだった。 「私は夜の住人だから」と、冗談めかして言う。 けれど、彼女の言葉には、いつも何かが隠されているように思えた。 彼女は誰なのか。 なぜ夜にしか会えないのか。 なぜ、満月の光の下で微笑むのか。 ── 「嘘つきの夜」に、僕は恋をした。

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小説を読もう2025/03/18
  • 現在の作品嘘つきの夜に僕は恋をした