あらすじ

短いあらすじ 異常者が止めどなく溢れる人の欲に触れ、理解したいと望むようになるまでの話。 長いあらすじ 日比谷美哉(ひびのみかな)は異常者である。 ある日、道端に転がっている死体を見たことがある。上から落ちてきたものだ。 彼女は「ああ、邪魔だな」と思った。 しかし、怯えた風に振舞い、涙は流してみせた。でなければ、正常でないと認知しているがゆえに。 片ケ瀬千聖(かたがせちさと)は無能である。 何一つ自分の力でなしえたことがなかった、泣くことしか覚えられなかった無能である。 人の温もりに飢え、人との関りに飢え、しかしその術を知らなかった愚かな娘。 異常者は無能に役割を与え、思うがままに欲求を満たさせた。 結果、異常者は思い通りに行われる観劇に満足する。 しかし、異常者は理解できていなかった。理解しきれていなかった。 人の欲は肥大し続けるという事実を。 その本質を。 ハーメルンにも投稿しております。

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カクヨム
カクヨム2025/03/17
  • 現在の作品行く先に咲くは徒花と知りながらも