あらすじ
ブラック企業で過酷な日々を送っていた安心院直樹(あじむ なおき)は、過労で倒れると同時に異世界へ転生してしまった。異世界で「勇者」として選ばれ、見事魔王を討伐することに成功するが、異世界の勇者はあくまで「一時的な職業」だった――
「魔王討伐、お疲れ様でした! では、勇者の役目はここまでですね」
異世界政府からあっさりリストラされ、無職に!家も仕事もない状態で途方に暮れる直樹。しかし、彼の転生した世界は、どこかおかしな現実が広がっていた。
職を失ったのは直樹だけではない。路上で行き倒れていたピンク髪のポンコツ少女・ルシアは、魔王討伐のせいで職を失った“元魔王の娘”だった。さらに、異世界で再会したのは、直樹の転生前の幼なじみであり元同僚の金髪赤目の美青年・興梠律(こおろぎ りつ)。彼もまた、この異世界で「賢者」になっていた。
「まさか異世界でも、お前と一緒に働くことになるとはね~。僕は賢者になったんだよ、どう?カッコいい?」
「いや、お前はどうしてここにいるんだよ……」
こうして、直樹、ルシア、律の3人は、異世界の厳しい現実に立ち向かうことを決意。だが、そこに待ち受けるのはパワハラ上司や低賃金、そして「ブラックギルド」の存在だった。
「もう雇われるのはこりごりだ! だったら、自分たちでホワイトなギルドを作ろう!」
社畜時代に鍛えた交渉力と不屈の精神を武器に、直樹たちは異世界に「働き方改革」を起こすべく立ち上がる。だが、その動きを快く思わないブラックギルドの上層部や異世界貴族たちが立ちはだかる——。
「異世界の労働環境? そんなもの、今のままで十分だろう?」
「俺が証明してやるよ。休んで稼ぐ方がどれだけ強いか!」
異世界ブラック企業 VS 転生社畜勇者——
新しい働き方を求めて、戦いが今、始まる!
※この小説は「小説家になろう」サイトでも掲載しています