あらすじ
浅木 蓮司(あさぎ れんじ)は同じクラスに季節外れの転校生(女子)が来ると聞き、朝から浮足立っていた。
普段はボサボサのままの髪をイケイケにセットし、少しでも転校生からの印象をよくして、あわよくばお近づきに……と企んだ蓮司は、見事美少女転校生・東雲 碧乃(しののめ あおの)と隣の席になることに成功!
「あんた、えらい洒落てはりますなあ……。都会の男って、かっこええんやなあ」
「(それって京都弁で、俺が調子乗っててダサいってことだよな?!)」
しかし碧乃が京都出身だと知った蓮司は、その言葉の裏に隠された真意に気づいてしまう。
「蓮司くん、優しいなあ」
「(恩着せがましくてすんませんッッ!!)」
「付きおうてる人とかいてはるの? おらへん? ……よかったあ」
「(彼女がいないことを憐れまれているッッ!!)」
”京都人”を誤解している蓮司は、奥ゆかしい碧乃の言動を曲解し、距離を取ろうとするが……。
「なんか、デートみたいやわ」
なぜか碧乃は関西弁でグイグイと距離を詰めてくる!?
疑り深いアホの子男子と、京都出身はんなりヒロインの、すれ違いじれじれラブコメです。
一万字程度で完結する短編となります。
※注意※
今回のお話では「京都弁」を題材としていますが、作者は関西弁ネイティブではなく、リアル京都人の読者さまからすると、「エセ関西弁や! 見てられへん!」となる場面が多々あるかと思います。
寛大なお心でご容赦いただけますと幸いです。
また、主人公の京都人に対するイメージはとても偏見に満ちています。作者に、京都の方を馬鹿にしたりする意図は一切ございません。
ご理解いただける方のみ、作品を楽しんでいただければ……と思います。