あらすじ
中学2年の夏、僕はすべてを失った。
僕こと織神晴斗はあの日の夏の夜、大切だったはずの家族を失った。今も覚えている、あの日見た、血の海に沈んだ家族だったものたちを。すべてを失い、独り世界に置き去りにされたあの日の夏の夜を。僕は、決して忘れないだろう。
すべてに絶望したあの夏から約3年の月日が流れ、僕は僕を引き取ってくれた両親の親友の許で、その人の家族として義理の妹とともに日々を過ごしている。そんな高校2年の夏、僕は一つの再開を果たした。
御門栞。突然僕の通う高校に転入してきたその少女は、かつてすべてに絶望していた僕を救ってくれた、初恋の人だった。
どうやら、彼女も僕のことを覚えてくれていたようで、栞と僕は急速に距離を縮めてゆく。とても楽しい時間だった。とても嬉しかった。そう、思っていたのに……
しかし、そんな時間も嵐のような事件の荒波に飲まれてゆくことになる。
突如向けられる刃、意味も分からない僕は時代の荒波に無様に飲まれてゆくことになる。果たして、どうなってしまうのだろうか?
神秘を媒介する仮想粒子。人知を超えたアーティファクト。科学と魔術は融合し、そして世界は新たなステージへと突入してゆくことになる。
晴斗は思い出す。あの日父の言った言葉を。あの日、意味も分からず結局今も分からずじまいだったあの言葉を。
「晴斗、神様は本当にいると思うか?」
あの日、父が言ったあの言葉の意味は何だったのだろう?どうして、あの時父はあのように聞いてきたのか?何もわからない、分からないなら知らなければならない。
きっと、その先にあの日の真実が存在するだろうから。果たして、すべてを知った先に存在する真実とはいったい何なのか?どうして、家族は死ななければならなかったのか?旧時代と新時代が交差する、新感覚SFファンタジー、堂々開幕!
さあ、すべては今度こそ大切なものを守り通すために。神話級の戦いに身を投じて抗え!