あらすじ
貴族令嬢カチュアは、穏やかで優雅な日常を愛していた。しかし、突然の婚約話により、その平穏が脅かされる。何としても婚約を破談にするべく、わざと変な女を演じるが、なぜか相手に気に入られてしまい苦戦する。しかし、ある日突然、相手側から婚約破棄が告げられ、カチュアは心の中で大歓喜!
「これでやっと自由な生活に戻れる!」
しかし、その喜びも束の間、新たな婚約話が舞い込む。相手は冷徹な公爵アレクセイ。だが、彼にはすでに愛する女性がいた——身分違いの平民、リリィ。世間体のために契約結婚を申し出たアレクセイに、カチュアは即答する。
「私が自由にしていていいのなら、最高の相手ですわ!」
こうして始まった“白い結婚”。お互いに干渉しないはずだったが、なぜかカチュアは夫の恋人・リリィと親しくなり、気づけば彼女の相談相手に。そして、リリィの心の支えになっていくうちに、まさかの「恋の病」状態に!?
「……カチュア様に会えないと寂しいです……」
「まるで恋人のようじゃないか!」
さらに、貴族社会では「公爵閣下が平民の娘を愛人にしている」という噂が流れ始めるが、カチュアは冷静に一言。
「何を勘違いなされているのかしら? あの子は私の侍女ですわ。」
すべてを掌握し、契約結婚を完璧に使いこなすカチュア。
“公爵夫人”として夫の名誉を守りつつ、自身の自由も確保する彼女の策略とは——?
アレクセイ、リリィ、そしてカチュアの奇妙な関係が織りなす、波乱と優雅が交差する貴族ロマンス!