あらすじ

クラスメイトの糸城 舞(いとしろ まい)が、学校の屋上で生きたままのカラスを喰っていた。誰かに喋ったらあなたを食べると脅された「僕」は、秘密を守るかわりに彼女になれと要求する。かくして、退屈な日常を変えたかった僕と人知れず生き物を捕食する糸城との恋人ごっこが始まった。 妹の女子向け雑誌から彼氏の振る舞い方を学び、スマホで彼女と文通する日々。ある日、彼女から犬を捕まえてきてとお願いされる—— ※「第32回電撃小説大賞」応募のため、エピローグまでのあらすじを掲載しています。「続きを読む」をクリックされる方はご注意ください。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 彼氏の務めを果たす為に野良犬を探すと、雑木林でまさかの狼に遭遇して襲われる。僕は自然写真家の亡父の影響で習得していた動植物の知識で狼を殺害する。持ち帰った脚を見て喜んだ糸城に抱きつかれてしまい、彼女のことを本当に好きになる。 初デートの映画の後、糸城は僕に自分の本能の正体が知りたいと話した。そんな彼女からの次のお願いは猿だった。万全の準備をして挑むも、今度は森で巨大ゴリラと巨大熊に追われ、遭難してしまう。僕はゴリラの指を持ち帰るが、一人で食事をするしかない彼女の深い孤立を知る。 家デートの時、糸城が幼い頃に亡母の血を吸ったことを聞き、僕は彼女の人格に蜘蛛がいると気づく。三度目のお願いは人間だった。僕は彼氏として彼女の願いを叶えると心に誓うが、その後、彼女が行方不明になってしまう。犯人は普通の人になる為に人間の脳を食べていた臨床心理士の女だった。廃屋に囚われていた糸城は犯人と友達になりたいと言い出すが、女が自分の腹の子も食べるつもりだったことを知ると、拒絶した。脱出後、僕らはお祭りの花火を見ながら手を繋いだ。 糸城の誕生日、彼女の家で手料理をご馳走になる日。「僕」は彼氏や僕(しもべ)ではなく、士乃 渚冴(しの なぎさ)として糸城舞の許へ行く。ハンバーグの材料はあの日、現場から持ち帰った少年の腕。輝く料理を見つめた僕らは手を合わせて、口を開けて、これから二人で始める物語の、最初の言葉を唱えた。「いただきます!」

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カクヨム
カクヨム2025/03/03
  • 現在の作品僕と彼女のカーニバル