あらすじ
「――私の仕事は、生きている人のためにこそあります。」
シェイリーンは葬送を担う黒衣の魔女である。
魔術協会に属すが、とある事情から護衛騎士が見つからず、閑職をほしいままにしていた。契約の縛りはあと半年。それが終われば自由の身だと、残された日々を緩やかに過ごすだけだと思っていたのだが、穏やかな日常は呆気なく崩れ去ることになる。
遺跡の調査に行っていたはずの調査隊が魔物によって壊滅し、先輩の黒衣の魔女が攫われた。事態を憂いた協会は塔の魔術師と協力して事態の収拾にあたるようにとシェイリーンに任務を下す。護衛騎士を欠いたまま、敵意を剥き出しにする同僚や厄介な塔の魔術師と協力し、調査を続けていくのだが――。
命の中に自己を問い直す、シリアスダークファンタジー。