あらすじ
秋葉康生は、目立たない普通の高校二年生。
教室の片隅で読書に興じていると、彼のスマホに今日もメッセージが入る。
『指令よ』と。
そんな彼は、別のクラスの星見空音から、いきなりデートに誘われる。
「だってお誕生日でしょ? もしよかったら……」
はにかむ彼女は、学校中でも評判の可愛い女の子。
少し前に、偶然に彼女を助けた時の記憶が、彼の頭にふっと甦る。
急な出来事に心中穏やかではない彼が、放課後に向かった先は生徒会室。
この学校には、奇妙な噂がある。
『得体の知れない連中がいる』
その正体は、『放課後倶楽部』と呼ばれる、誰にも秘密の倶楽部活動。
ずっと以前からあって、密かにこの学校の平穏を守っている。
そのトップにいるのが、生徒会長だ。
そこで彼は、派手な不純異性交遊を終わらせるという、新しい指令の内容を伝えられる。
やれやれ……そんな風に思いながらも、彼は行動を開始する。
彼と同じようにクラスの片隅いる女版陰キャボッチ、桐瀬桃乃とともに。
でも彼女にはもう一つ、全く別の顔があった。
実は彼女は、誰もが羨むほどの絶世の美女、しかも数学の超天才なのだ。
そんな彼女と一緒にたどり着いた先は……ラブホテル。
決して邪な理由じゃないけれど、心臓の鼓動が爆上がりしてしまう童貞男子高校生。
「秋葉が一緒にいてくれると、安心だから」
普段は無敵で小悪魔な桐瀬だけれど。内心では、秋葉に全幅の信頼を寄せているのだ。
これは平凡でありたいはずの男子高校生が、時に甘く、時に辛辣で悲しい経験を、仲間とともに乗り越えていく物語です。
そしてもちろん、淡い恋の行方にも、ご注目下さい。