あらすじ
公爵令嬢のルチアは悪役令嬢として北の尖塔に幽閉され、若き見習い騎士のカルロがルチアの世話係となった。
金髪碧眼で優秀な子爵令息のカルロは、どこか幼く純真無垢なルチアをとても大切にしてくれる。ルチアは王太子と男爵令嬢により無実の罪で婚約破棄され、みんなの嫌われ者の悪役令嬢になったというのに……。
ルチアは過酷な北の尖塔での暮らしを通して、カルロからいくつものやさしさを受け取る。温かい敷物や服、便箋と封筒、綺麗な花――。
ルチアは徐々にカルロに惹かれていった。
そして、季節は巡り、両片思いの二人の距離が縮まった頃、最も過酷な季節である冬が来るのだった。