あらすじ
俺の幼馴染――春日部透花は何事にも動じない。
震度5の地震が来ても好きだ、と冗談で言っても。だから、10年以上幼馴染をやってても驚く表情も泣き顔も笑顔でさえも見たことがなかった。だから、俺は透花の無表情を崩したかった。
そんな俺にも彼女が出来る。これは本当だ。
だから、カミングアウトを決意する。別に無表情を崩したいとか、そういう下心は無かったんだが。
でも、透花は予想以上に動じていた。地震が来ても、告白しても無表情を崩さなかった透花が。
ひょっとしてこれって、透花は俺のことが……。
不覚にもこの瞬間、俺は透花の本当の気持ちに気づいてしまった。