あらすじ
『死神が鎌を振るった。死が訪れた』
「なんか……かっこいい!」
小さな頃マデスは、かっこよさに憧れていた。
古ぼけた絵本を読んで、死神という存在に、かっこよさを感じたのだ。
それからというもの、マデスは死神へと近づくために努力を重ねた。
腕を示すことに最適な職業である冒険者へとなり、名声を高めていこうとした。
「おい、あいつまた一人だけ生き残ったそうだぜ」
「もしかしてあいつが殺してるんじゃないか?迷宮で殺したら証拠は残らねえからな」
組んでいたパーティーが全滅した。
そしてその次も、その次も、次も次も次も。
【死神】
理想とはかけ離れた経緯で、マデスはその称号を冠することになる。
マデスの噂を聞きつけ、やってきた人々のせいでマデスは何も知らないまま騒乱に巻き込まれていく。