あらすじ
目が覚めると、そこは白い無限の空間だった。
黒崎玲司は、自分が死んだことを知らされる。しかし、この場所では「何でも生み出せる」力があるという。試しに自分の住んでいた現実世界を再現すると、そこには寸分違わぬ「完全な世界」が広がっていた。
玲司はその世界で何千年もの経験を積み、あらゆる知識、技術、能力を極めた超越者となる。だが、ある日「現実世界に戻る扉」が現れる。その条件は「記憶をすべて消すこと」――。
記憶を失った玲司は、現実世界で目を覚ます。だが、彼の中には無意識に刻まれた無限の経験があった。記憶はないのに、彼はあらゆる技術を「直感」で再現できる」超越者となっていたのだ。
最初は戸惑いながらも、玲司は「影から世界を支配する」という道を選ぶ。表に出ることなく、経済、政治、裏社会、諜報機関――すべてを操る「影の支配者」として君臨するのだ。
しかし、彼の異常な才能に気づく者が現れ始める。
やがて彼は思う。
「俺は本当に生き返ったのか?」
「もしかして、この世界すら俺が創ったものではないのか?」
――「現実」とは何か。
影の支配者となった玲司が辿り着くのは、世界の真の姿だった。