あらすじ
主人公、谷口 伊織(たにぐち いおり)はぼっちだ。
一回り小さめの身長に肩まで伸びる短髪と変声期はあった?って疑わしいソフラノの声。
完全に女の子のようなナリが邪魔して大学生になるまで恋人はおろか友達ひとりまともに付き合えてない。
しかし、彼は満足していた。
大学生になり一人暮らしから始め、高校までと違い人の目なんか気にしなくていい日々。
外でも一目なんか気にしなくていいし家では趣味のマンガやらゲームに夢中になれる。
まさに自由気ままなぼっちライフに伊織は充実していた。
そんな自由気ままなライフが続くと思っていたある日、事は突然と起きる。
偶然。本当に不本意ながら陽キャ女子グループの会話を盗み聞きしてしまったのだ。
「ニセ告なんてどーよ? 一週間だけ付き合って別れるやつ」
「面白そ! じゃあ、その谷口伊織って人に告ってくるから♪」
面白半分でニセ告するとのこと、しかもそのターゲットは他でもない伊織。
自宅に帰ってきて返事はどうすればと悩み抜いた末、ある大事なことに彼は気づく。
「ニセ告受けよう、二度と来ないカップル体験チャンスだ。短い間だけでも堪能させて」
今までが今までだ。友達すら出来ない自分に恋人が出来るなんて到底思えない。
だからこの一週間、偽物であれ美味しい思いして綺麗さっぱり別れよう。
卑屈だけど前向きな心を胸にニセ告を受け入れることにした。
彼は気づかない。
純粋な気持ちでやったことでも受け止め次第で変わることが
彼は悟れない。
自分にメンヘラ育成の素質があり、それ故に相手が自分という沼にどんどんハマっていくことを
これは卑屈ながらも青春が謳歌したい少年とそんな彼に沼って手に入れるためなら何でもする少女たちの物語だ。