あらすじ
気が付けば、私はゲームの「悪役令嬢」に転生していた。
このシチュエーション、よく知ってる。普通にゲームを進めるだけだったら、最後は主人公たちに敗北して、「追放」されるとかの「ざまぁ」な展開になる奴よね。
でもその結末を知っているから、バッドエンドを回避すべく周りのみんなに優しくする。そうしてどんどん、主人公よりもみんなに愛されて、いつの間にかゲームの中心になっちゃう奴。
いいでしょう。私もそれをやってあげるわ! この悪役令嬢ヴァージニア。このゲームの世界のみんなを幸せにしてあげましょう。
そうして、主人公の「アンジェ」に私は優しく手を差し伸べた。
……え、どういうこと?
私が人に優しくすればするほど、「思わぬ事実」が露見してくる。ヴァージニア。本当は嫌な奴なんかじゃなくて、全ての事情を知った上で悪役を演じていただけ?
乙女ゲームってこんなんじゃないでしょう! シナリオ書いた奴、本当は「ミステリー」とかに憧れてるんでしょ? なんなの? 「どんでん返しを作らないと死ぬ病気」にでもかかってるの?
そんな中で、私はどうやって生きていけばいい? シナリオライターが「変な裏設定」ばかり込めるせいで、良かれと思って取った行動が全部裏目に出ていく。
あーもう、変なギミックばっかり仕込んで! このままじゃバッドエンド一直線でしょうに!!