あらすじ
上田洋右は豫科練の指導教官となり、知覧へ配属となった。
「特攻兵の身の回りの世話を、地元の女学生にさせる」
上の決定で女子中学生達が基地に出入りし、豫科練生や特攻兵の中には恋に落ちる者も少なくない中で、洋右は風紀を乱さないよう呼びかける。
そんな中で、洋右の両親は独り者の息子の世話係に、一人の女中を送り込む。
高橋繭は十五歳で、栃木にある上田家では若いが仕事は優秀だった。
素直で働き者の繭を、洋右はしだいに愛おしく思い始める。
そして、十五夜の月明かりが照らす中で、洋右と繭は結ばれた。
軍人の体力で夜毎抱かれ、繭は美しく成長する。