あらすじ

わたし――薛不習は、小説家の端くれである。 舞台は、安史の乱以後、衰退して行く唐王朝の都である長安。薛不習は、小説の取材のために街中を歩くのを日課としている。しかし、そこでは、かつての華やかで、国際的な文化は失われていた。もちろん、彼女の親しい友人も、家族も……。 ある冬の日、薛不習は呂氏と名乗る美貌の男性に声をかけられる。呂氏曰く、わけあって妓楼に潜伏しているのだ、と。彼の仕草や口調を見ると、冗談とは言い切れない様子である。薛不習は、呂氏につきまとう危険な香りに惹かれて、彼との特別な交流に身を乗り出して行く。 物語は、こうして唐朝の混乱期をきらびやかに、哀しく展開する。 理想と孤独の狭間で、自らの生き方を求める人物たちの中国伝奇ロマンス。

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小説を読もう2025/03/08
  • 現在の作品長安の春、傾城の恋 ~官能小説家のわたしが男装して夕道を歩いていたら美貌の貴公子と危険な交流が始まった~