あらすじ
スミス侯爵家の令嬢ヒロのもとに、アディントン侯爵家の子息エドとの縁談の話が舞い込む。エドといえば常に女性の影があり、派手な噂が絶えない男性で、地味でおとなしいヒロは結婚に乗り気になれない。ヒロが乗り気になれない理由はもう一つ。幼いころから婚約者同然のように過ごしてきたジムが3年前、家の事情で別の女性と結婚してしまったからである。離れてしまっても俺は君を愛し続けるよと言い残したジムの言葉を、ヒロは信じて引きずり続けていた。
こんな中途半端な気持ちでは相手に申し訳が立たないが、しかし、嫁に行かなければ家族に申し訳が立たない。板挟みに苦しみながら、ヒロはエドとの顔合わせに向かう。そこでヒロはエドから、君を愛することはないと言われる。そう言われたヒロは目を輝かせる。この人と結婚すれば、ジムを思い続ける自分が許されるのだ、と。そしてヒロもエドに告げる、私もです、と。
元恋人のことを思い続ける、自分に自信が持てない年上令嬢と、周囲からの期待に虚勢を張り続ける、自分に自信が持てない年下子息が、いつかお互い歩み寄るかもしれないお話。
※17話については15歳以上推奨です。
3/7 誤字脱字のご報告ありがとうございました。