あらすじ
ナゴヤ武将演舞隊の一員である平手政秀の演者は、加齢による体力の衰えを感じつつあり、次回の公演を最後に現役引退を考えていた。ナゴヤ武将演舞隊は次回、名古屋城の二の丸広場での野外公演に向けて、着々と準備を進めていた。
しかし、新規加入した織田信長の演者との関係が次第にぎくしゃくし始める。信長役は自身のパフォーマンスに強いこだわりがあり、それがメンバーからの反感を買い、陰でうつけ者と揶揄されてしまっていた。平手役は最年長者として信長役を厳しく指導するが、内心は信長役の才能にあこがれ、高く評価していた。
平手役は最終公演までに自身のアイドル道を信長役に託すことができるのか。凡庸だった役者人生、その最後の挑戦が始まろうとしていた。