あらすじ

ある秋の日、高校生の湊は国語の授業で『交換日記』の課題を出される。  ランダムに決められた相手と名前も知らされない。  ただ、ノートの中で言葉を交わすだけ。  最初は気乗りしなかった湊だったが、彼のもとに届いた ‘君’ の言葉は、どこか詩のようで、静かに心を揺らした。  風の音、銀杏の葉の色、夕暮れの空。  何気ない景色が、彼女の言葉を通すことで、まるで新しい世界のように映りはじめる。  やがて、湊は気づく。  ‘君’ は最初から『終わり』を意識していたのだと——。  「あと5回。」  彼女が告げた数字は、交換日記の終わりとともに、彼女自身が消えてしまうことを意味しているのかもしれない。  君は誰なのか? どこにいるのか? なぜ『終わり』を決めているのか?  言葉の中だけで繋がっていた ‘君’ を、湊は本当に見つけることができるのか——。  「このノートが終わっても、君との言葉を終わらせたくない。」  たった一冊の交換日記が紡ぐ、 ‘まだ見ぬ君に恋をする’ 物語。

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カクヨム
カクヨム2025/03/08
  • 現在の作品言葉の向こうで、君を待ってる。