あらすじ
ある朝、未亡人の玲菜(れいな)は、愛猫のゆずがコタツで小学四年生の女の子になっているのを見つける。ゆずは、ひと月前に玲菜に拾われた、雨の中でずぶ濡れの赤ちゃん猫だった。そして奇しくも、ゆずが拾われた日は、玲菜の夫の四十九日でもあった。
ゆずが女の子になった次の日、彼氏に捨てられ、自棄になって雪の中で泥酔していた女子大生の菜々(なな)を拾い、家に住ませてやることにする。菜々は玲菜に助けられたことをきっかけに、命の恩人“れいにゃん”として敬愛するようになる。
その日から、境遇の違う女三人が一つ屋根の下で、それぞれが過去や現在、将来の不安や悩みを抱えながらも、お互いを支え合い暮らしていく。
しかし、そんなゆるい日常も長くは続かない。ある日、人間になったゆずが、ある真実とお願いを菜々に伝えて、姿を消してしまう。
ゆずがいなくなった家。絶望するれいにゃんを支えるうちに、菜々は、ゆずのお願いの意味と、れいにゃんへの思いに気づいていく。
果たして、三人の暮らしはどうなるのか。
※この物語はフィクションです。実際の人物、団体とは関係ありません。
※キャッチコピーは、桃本ももさんのレビューが素晴らしかったので、そのまま採用させていただきました! 素敵なレビューをありがとうございます!