あらすじ
推しゲーにかける情熱がちょっとおかしいだけのただの社会人である海原イチカは、可愛い女の子のキャラクターを愛でるオタクだった。今ハマっているのはキャラクターとの恋愛要素のあるソーシャルゲーム【ビヨンドザビルヨル】、通称【びよびよ】だ。
あくまでも恋する少女たちの様子が見たいだけのイチカだが、自宅の階段を踏み外した次の瞬間、【びよびよ】の主人公、いわゆるプレイヤーキャラクターになっていた。しかも、本来なら男性として設定してあるはずのポジションなのに、女性のままで。
理由はわからないものの、推したちがいる世界を楽しめるならと楽観的に考え、支援特化の能力故の不遇な扱いをものともせずに学園生活を送ることしばし。実装済みの全てのプレイアブルキャラクターを攻略し、そのデータを逐一記憶しているオタクの力で少女たちと交流を深めていくうちに、同性同士にもかかわらず見覚えのある恋愛イベントが発生し始める。
「いや推しと恋愛するのは無理!!! でも可愛い!!!! 生の照れ顔が見てえ!!!!!」
多彩なアプローチにときめきながらも、絶対に恋人関係になってはならないと自分を戒めながら、イチカはゲームのストーリーどおりに世界を救うことを目指す。