あらすじ
「なんだよもぉおおおおおおおお! またかよぉおおおおおおおおおお!」
――鬼畜主人公(腐れ外道)に惨殺される、名も無き村人。
そんなキャラクターに転生した元・オッサンは、決意する。
とりあえず主人公を滅☆殺して、後は身の丈に合った人生を送ろう、と。
主役? 悪役? どっちもなりたくない。
分不相応な役割を担ったところで、面倒臭いことになるだけだ。
求むるはモブとしての幸福な人生。
それなのに――
「俺よりも主役っぽい奴等がいくらでも居るのに、最悪の状況をひっくり返せるのは俺だけ」
「しゃあもう、俺が動くしかないじゃん(涙)」
普通の感性を持った普通の元・オッサンは、目の前で困っている人を見捨てることが出来ず……
気付いたら、なんか主人公みたいな感じになっていた。
薔薇色の人生を送りつつも、しかし、身の丈に合わない幸福であるがゆえに、いつか反動が来そうで怖い。
だからそろそろ、モブに戻らせてほしい。
そんな願いなどガン無視する形で、主役っぽいイベントが次から次へと舞い込んできて。
「頼りにしてるぜ、兄弟」
「あたしの幼馴染みは最強なんだから!」
「殺り甲斐があって素敵! 結婚しよ!」
世界が期待する。
自らの、望ましくない活躍を。
そんな状況を前にして、元・オッサンは今回も天に向かってこう叫ぶ。
「なんだよもぉおおおおおおおお! またかよぉおおおおおおおおおお!」