あらすじ

放課後の校舎裏、私は友だちの由香と二人きりで会話を交わす。 最近読んだ小説の主人公たち—中年の男が未成年の少女に執着し、それを愛だと謳う『ロリータ』や『痴人の愛』—のあまりに自分勝手な感覚に、私たちは嫌悪を隠せない。 どれだけ言葉を飾っても、その男たちの行為は「身勝手な欲望」にしか見えないからだ。 都合が悪くなると悲劇の主人公を気取り、純粋だの芸術だのと取り繕う姿を見ていると、むしろ卑劣さが増すばかり。 まるで若さをアクセサリーのように扱い、自分の思い通りに支配したいだけの行為を“愛”と呼べるはずがない。 そんな歪んだ視線を嗤いながら、私たちは夕陽を背に校舎へと戻る。 現実を見ろと心の中で毒づきながら。

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カクヨム
カクヨム2025/01/14
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