あらすじ
エリザベスはふとした好奇心から豪華なパーティに忍び込んだ。主催者は億万長者のコール・ウィリアムズ。長身、ブロンド、端整な風貌と三拍子そろった社交界の寵児で、いまも大勢の人間が――とくに女性たちが、彼に群がっている。でも、エリザベスのお目当てはコールではない。彼の所有する幻の彫刻作品《ほほえむヴィーナス》なのだ。もっと近くで鑑賞したくなり、彫刻に歩み寄った彼女は驚愕に目を見開いた。これは……贋作だわ! メディア業界の名士でもある彼が贋作を展示するなんて。ふいに威圧的な気配を感じ、エリザベスは振り向いた。そこ(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)