あらすじ
日本では神隠しというものがある。
そこにいた人間が突如として姿を消してしまう現象。
それを人々は神が連れ去ってしまったと神の祟りとしてそう呼んだ。
もしかしたらそれは捜索打ち切りの行方不明者の遺族が、心を保つ為にできたものだったのかもしれない。
そして時は流れ、21世紀に入り神隠しは事実であったと口を開いてそう言える時になる。
神隠しにあったとされる人間が次々と発見されたのだ。
しかし政府は見つかった行方不明者の存在に頭を抱えることになる。
直近数年ほどで行方不明になった人間は家族の下に返されたが、行方不明になってから10年以上経った人間を受け入れる遺族が居なかったのだ。
それはその人間達が行方不明になってからの容姿と年齢がさほど変わっていないことにも起因する。
更に加えて発見された行方不明者達のほとんどが一人で軍隊に匹敵する特別な力を持っており、無碍に扱えば国が傾いてしまう。
また神隠しによる行方不明者の発見は日本だけで確認されているため、その恩恵を捨てることを政府はできなかった。
年々行方不明者が発見数が増大していくにつれ、政府は対策として行方不明者達に教育を施す学校を設立した。