あらすじ
毒親の元に生まれた僕は、母親の厳しい教育に苦しみ、就職してからも搾取され続ける人生を送っていた。
そのストレスから社会不適合のニートになってしまった僕は自堕落な日々を送り、死を待つだけだったが、ある日、レオンという青年に転生してしまう。
その人物は前世で遊んだゲームのラスボスになる人物で、主人公のカイルに嫉妬して、ヒロインたちを次々に寝取り、不幸な目に追いやっていくクズキャラでもあった。
しかし、彼には歪むだけの理由があった。
邪神の血を引いていることから、レオンは王族に生まれながら、実の父から命を狙われる。
刺客を送り込まれ続け、ついには信頼していたメイドまでもが自分の命を狙いに来る。
その上、心を許した幼馴染は、主人公カイルの婚約者で淡い初恋も実らない。
そんなどうしようもない人生が待ち受けると知った僕は、せっかく転生したのに絶望感に襲われてしまう。
それでも僕は原作のレオンのようにはなるまいと生きていく。
しかし、そうしてレオンの人生を辿る中で、僕は自分が転生した世界が、自分の知るゲームの世界と決定的に異なることに気付く。
それは、この世界の本来の主人公であるカイルの行動だ。
原作では勇敢で、誰からも愛される主人公であるカイルだが、この世界では妙に消極的で、ヒロインたちに対して遠慮がちであった。
そのためか、カイルはヒロイン達の運命を左右する選択肢を次々と間違え、彼女達を不幸にしていく。
このままでは、敵に捕まって嬲られたり、奴隷商に売られたり、ヒロインたちは悲惨な目に遭ってしまう。
そこで僕は、カイルに代わって、ヒロイン達を救おうと奔走する。
しかし、カイルによって追い詰められたヒロイン達を救うのは簡単な事じゃなかった。
僕は悲惨な運命を回避させる代わりに、ヒロインたちを次々と闇堕ちさせてしまう。
復讐に囚われたり、病んだり、ヒロイン達は原作とはまるで別人の闇ヒロインになってしまう。
本当にこれで良かったのだろうか?