あらすじ
落ちこぼれの九尾の雄狐・塗山軽は、人を惑わす魅了術を修練するために「鏡花水月」に送り込まれる。
そこは塗山軽の姉が妖狐の術で物語と組み合わせてつくり出した世界で、対象者を虜にできなければ、現実の世界に戻ることができないというものだった。
しかし初っ端から「白蛇伝」では、男でありながら女脇役の小青となってヒーローの許仙を誘惑しないといけない。そのうえ小青の姉貴分であり、許と恋仲になるはずだったヒロインの白もどう見ても男だ!それでも奮闘して、もう少しで許仙を落とせそうと思った矢先に白に殺される始末…。
何やらこの白は塗山軽が外の世界から来た存在だと察しているようで、そもそも名前も白ではなく「阿燭」だという——果たして殺し合いから始まる二人の関係はどうなっていくだろうか!?