あらすじ

一人の友人の死。遺されたのは故人が妻として傍に置いていた『自動人形』と呼ばれる女性型アンドロイド。  唯一の友人として喪主を務めた“僕”は、彼女の口から故人の希望を聞くことになった。  遠く離れた地に行き、妻の手で散骨をしてほしいこと。そのために僕が一時的な彼女の所有者となって欲しいということだった。  それが終われば、彼女は自ら処分場へと赴くと言う。  友人は妻である彼女に長い穏やかな余生を願っていた。しかし、彼女はそれに逆らってでも自らの人生を彼の妻として終えたいと願う。  感情が無いはずの自動人形はなぜそんな願いを持つようになったのか。僕は散骨への旅に同行して、その旅路で友人が僕に言い残したことを少しずつ聞いていく。  友人の遺志と彼女の意志。最期の旅に同行する僕は、二つの想いと確かな愛情を目の当たりにする。

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カクヨム
カクヨム2025/01/04
  • 現在の作品善きモノたちへの葬送歌