あらすじ
「寒すぎだよ~。チョコレートのお風呂に入りたいよ~」
女子高生の桜間くるる(さくらま くるる)は電波少女だ。思いつくままに話せばクラスメイトは首を傾げてしまう。
彼女を理解できるのはただ一人。
クラスの男子・明石解人(あかし かいと)だけ。解人は相手の言動から考えを読み解くのが得意だった。自分へ向けられる感情以外は。
くるるは自分の言いたいことを解ってくれる解人に懐いて、毎日絡みにいく。解人も二人でいる日々を当たり前に思うように。周囲は二人を優しく見守っていた。
バレンタインで友チョコを交換しあう二人。
解人は喜んだ。過去に、考えを読みすぎて人を傷つけた経験があり自分は好かれないと思っていた。
だがくるるは違った。他人に理解されにくいというトラウマのある彼女にとって、理解してくれる解人はヒーローだった。
解人は彼女の言葉に救われる。
二人は同じバイト先に勤めはじめ、さらに友情を深めていく。
しかし、くるるは次第に友愛以上の好意を募らせ、ついに恋心を自覚する。解人は恋心を持たれているとは思いもしなかった。
終業式の日、二人は海辺にて本音を言い合うゲームをする。
くるるは解人との思い出を振り返りながら感情を暴露しはじめ、しまいにはずっと一緒に居てと告げる。
解人は、彼女からの気持ちが友愛なのか解らなくなる。
翌日、解人はむしろ自分がくるるに恋していたと気付く。そこで彼女の気持ちを読み解こうとするが、いざ恋愛の当事者になると解らないことばかり。
それでもくるると付き合いたい解人は、解らないなりに何度でも向き合う覚悟を決める。
春休み最終日、解人はくるるをデートに誘い、告白をする。くるるは好きな人からの告白に舞い上がり、告白し返す。
付き合い始めた二人だったが、互いにまだまだ解らないことも解って欲しいこともたくさんあると感じるのだった。
本編は完結しました! 不定期でショートストーリーを追加していきます。