あらすじ
この世界には"穢れ"がある。
負の感情が澱みとなって溜まると、やがて"穢れ"となって立ち上ぼり生物を喰らう。
獣が"穢れ"に飲まれれば魔獣となり、人が飲まれれば"忌人"となる。そしてどちらも人を襲うようになる。
"穢れ"はこの世界に生きる全てのものにとって、脅威だった。
"穢れ"に対抗出来るのはバイエベレンゼ王国の『聖女』達のみが使える『浄化』だけである。
バイエベレンゼ国の王都は、聖女達の中でも一線を画す『神聖女』が守護の結界を張っている為に"穢れ"が溜まる事は無かった。
しかしある日、王都内に"穢れ"が現れる。そしてそれは異形の大量発生事件に繋がった。
その事件の首謀者と断罪された、侯爵令嬢であるグレイシアを救ったのは、隣国であるイルミナージュ王国で死神とも呼ばれている美貌の騎士団長だった。グレイシアは彼によって、『留学』という名目でイルミナージュ王国へと連れて行かれてしまう。
グレイシアの事を溺愛している家族が反目もしない騎士団長。
彼も家族も何かを隠している……?
聖女にはなれなくても強く在ろうとする侯爵令嬢と、氷の騎士団長が紡ぐ恋物語。
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