あらすじ
ある日突然、ハイネ公爵家のリリアンは婚約者である第一皇子ヨハネスから婚約の解消を持ちかけられた。6年間苦楽を共にしたはずの彼は、隣国の姫を迎えることになるらしい。
それは決して、巷で流行りの大衆小説のような愛憎渦巻く婚約破棄騒動などではなく、政治的なものだ。
特にヨハネスのことを何とも思っていなかったリリアンはアッサリとその申し出を受け入れた。
だが、この時からリリアンの運命は大きく変わった。
第二皇子であるジェレミーが近づいてきたのだ。
弟としか思っていなかったジェレミーに迫られたリリアンはどんな決断を下すのかーーー。
これは兄の婚約者に恋をした第二皇子ジェレミーと、特に何も考えていない鈍感令嬢リリアンの執着と苦悩の物語である。