あらすじ
VRみたいな世界。そこら中にニンゲンっぽいかたちをしたアンデッドなバケモノが湧いていて、連中を殺(や)れば御上から報酬が得られるというめでたい話である。特に首都においては危機が迫っているという。幸か不幸か、林業が生業の祖父(故人)の影響で、あたしはチェンソーの扱いに慣れている。東京に躍り出た。稼いで稼いでまるでうだつのあがらない両親に仕送りしてやろうと思ったとか思わなかったとか。東京の下町にあるK高校に転入し、電ノコ片手に一旗揚げてやろうと考えたとか考えなかったとか。両親を大切に思いながらもあくまでもあたしは俗物的で、たとえばクリニー○の化粧水を買いたいくらいの野望しか抱いていない。ファッキュー・ゾンビ。あたしはテメーらを踏み台にしてやんよ。