あらすじ
「私はネットの中で生き続けて伝説になる」
水輝Az(みずてり あず)は、数百万人のファン”Azrist”を抱えるカリスマ配信者だった。
しかし、ある日、彼女は首を吊った状態で発見される。
死亡推定時刻は0時ちょうど。
だが、その時間、彼女はリアルタイムで生配信をしていた。
視聴者たちは確かに彼女の言葉を聞き、コメントを送り、彼女はそれに反応していた。
「生きているはずの彼女」が、なぜ死んでいたのか?
この不可解な事件を幼馴染の鉢村八智(はちむら はち)から話を聞く、
ハッカーでぐうたら探偵雨森楽小(あまもり らこ)。
極度の引きこもりで、ゲーミングチェアを限界まで傾け、沈みながら事件を解き明かす彼女は、
ため息をつき、ダラダラとした態度でつぶやく。
「生きていたんじゃなくて、"生きてるように見えただけ"でしょ」
楽小の推理が暴く、ネット配信の"神話"の真実とは?
そして、水輝Azが残した「伝説」とは何だったのか?
死してなお生き続ける配信者の"最後の生配信"。
その"神話"が、解き明かされる——。