あらすじ
僕は一匹のモンシロチョウ。僕はある日、知ってしまった。
『バタフライ・エフェクト』という、とんでもない力の存在を。
なんでも僕たち蝶々が羽ばたくと、そこから起きた風が巡り巡って、地球のどこかで大きな嵐を起こすことがあるらしい。
なんという、ことだろう。
僕は衝撃のあまり、出会った他の蝶々にも『その話』を聞かせてみせた。
だが、それは大失敗だった。
「私たちはどうやら、この世を牛耳る『ヴィラン』だったらしい!」
クロアゲハ、キアゲハ、ブルーモルフォ、ツバメシジミ。
話を聞いたこいつらは、激しく調子に乗り始めた。毎日毎日菜の花畑に集まって、「自分が引き起こした悪事」だとか『大ボラ』ばかりを吹きまわっている。
なんなんだよ、こいつらは。
僕はもう、うんざりだ。どうにか、このアホ蝶々どもを黙らせられないか。
そして僕はある日、一計を案じた……