あらすじ
ここにいるのは五十嵐 光(ひかり)という少年。
彼は何処にでもいるような男子高校生――ではなかった。
まるで女の子のような顔立ちや体つき。変声期が訪れたにも関わらず高い声。
「やめてくださいっ……僕は男です!」
一見して、彼を男子だと気付く人間は多くない。
歩いているとナンパにあうこともしばしばあった。
そして。
早乙女 灯(あかり)という女性がいた。
彼女は幼少期からの影響で、いわゆる『デキる』女性を目指している。
その夢は半分叶っている。学生時代から後輩……主に女性からよく慕われ、今の就職先では手腕を期待されている。
だが、だがしかし。
デキる女性になりたいという願望もあるが、その一方で。
「女の子みたいなのに……男の子なんだなぁ……」
普通に恋をしたいという乙女的心境も持ち合わせていた。
これは、主人公である男子高校生をナンパから救った、デキる女性との逆転しそうで逆転しない、至って普通のラブストーリーである。