あらすじ

僕は冬賀健(とうがたけし)。思春期に入った頃に母さんをガンで亡くして父子家庭で暮らしている、少しだけ  特殊な境遇の高校生。母さんが亡くなった後は、マンションの隣に住む冬泉家、特に一人娘である幸音(ゆきね)  がそれはもう、世話を焼き過ぎる程に焼いてくれて、おかげで随分救われた。  幸音の母親である永久(とわ)さんは昔から体が弱かったけど、最近特に体調を崩しがち……らしい。  でも、幸音に永久さんの事を尋ねても「いつもの入院やよ。タケちゃんの気持ちは嬉しいけど心配し過ぎ」  と強がる。確かに永久さんは体調を崩しがちだけど、今回は明らかに様子が変なのだ。  だから、深い悩みを抱えているはずなのに打ち明けてくれないのがもどかしい。  昔からそういう奴だったけど、人には優しいくせに弱みを見せたがらないんだから。  ただ、その日の放課後、近所のおばさんが「永久さん、心臓移植なんですってね」と  井戸端会議で言っているのを耳にしてしまう。  幸音、なんで言ってくれなかったんだよ。僕にとっても永久さんは他人じゃないのに。  というわけで、幸音と二人で話し合おうとしたのだけど、お互いヒートアップしてしまい……。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2022/01/23
  • 現在の作品友達想いで意地っ張りな幼馴染