あらすじ
遥か未来。
環境汚染に苛まれた人間達は地球を去り、崩壊寸前の世界は獣人達に託された。
繁殖力が強い彼らにより人口過密となったこの世界では、本能の赴くままに罪を犯す者が多発し、犯罪発生率は常に最悪を記録している。
そのため刑法が大幅に強化され、犯罪者イコール即処刑であり、それを担うのが『刑殺官』である。
御丹摩(ごたんま)署の新人女性刑官で鮫型獣人の鰐口靖利(わにぐちやすり)は、同僚の熊型獣人・熊田我雄(くまだがお)や狼型獣人・大神葉潤(おおがみはうる)、HWMと呼ばれる少女型アンドロイドの七尾(ななお)ボンバイエ達と共に、今日も精力的に職務をこなしていたが、やがて予想だにしない事件に巻き込まれていき…。
この物語は、いずれ必ず訪れるであろう淀んだ未来への警鐘であると共に、それでも終末世界を逞しく生き抜く人類へのエールである。